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工学府の沿革

昭和38年 大学院工学研究科修士課程設置

昭和38年には新制大学で初めて【大学院工学研究科修士課程、入学定員58名】が設置されました。機械工学専攻、応用化学専攻、電気化学専攻、建築学専攻、造船工学専攻(昭和58年に船舶・海洋工学と改称)、電気工学専攻、金属工学専攻。続いて昭和41年に化学工学専攻、46年に安全工学専攻、52年にエネルギー材料専攻、53年に情報工学専攻、57年に土木工学専攻が設置された。

昭和60年 大学院工学研究科博士課程設置

昭和60年に12専攻を生産工学専攻、物質工学専攻、計画建設学専攻、電子情報工学専攻に改組、生産工学専攻、物質工学専攻に【大学院工学研究科博士課程】が設置されました。 続いて昭和61年に計画建設学専攻、電子情報工学専攻に【大学院工学研究科博士課程】が設置されました。

平成8年 5専攻の博士課程前期・後期で編成

大学院工学研究科は、平成8年から独立専攻として【人工環境システム学専攻】が加わり、【生産工学専攻】【物質工学専攻】【計画建設学専攻】【電子情報工学専攻】とともに5専攻の博士課程前期(入学定員245名)・後期(入学定員32名、平成10年より53名)で編成されました。

平成13年 4専攻へ改編し、コース制導入

平成13年4月、工学部の教育研究組織を母体とする「工学研究科」を大学院部局化に対応する組織として再編し、工学府(教育組織)、工学研究院(研究組織)からなる大学院を設置しました。
従来の積み上げ型専攻である生産工学専攻、物質工学専攻、計画建設学専攻、電子情報工学専攻、知能物理工学専攻を、共通の基盤に立つ専攻ごとに束ねた 【機能発現工学専攻】【システム統合工学専攻】【 社会空間システム学専攻】【 物理情報工学専攻】の4専攻へ改編されました。それぞれの専攻には複数のコースがあります。入学定員は博士課程前期271名、博士課程後期66名。
平成13年の改組は、新制大学で最初の大学院部局化であっただけでなく、研究部と教育部の分離(教研分離方式)という、これも新制大学で最初の方式の大学院部局化でした。
また、改編後の専攻においてコース制を設けることにより、高度で、きめ細かな専門教育を行えるようになりました。

平成19年 TED・PEDプログラム開始

平成19年4月、工学府では全ての専攻でヨコハマ方式大学院教育プログラムとして、TED(T-type Engineering Degree)プログラムと、PED(Pi-type Engineering Degree)プログラムを始めた。
TEDプログラム(入学定員博士課程前期281名、博士課程後期34名)は研究室配属により、専門の研究を深め、修士論文により学位審査が行われます。PEDプログラム(入学定員博士課程前期62名、博士課程後期17名)では複数の教員によるスタジオ(工房)教育を核とし、修士論文を課すのではなく、スタジオ教育での成果によって学位審査を行います。
現在では、博士課程前期に入学する者のうち約 80%は本学理工学部出身です。

●工学府・専攻の変遷

昭和38年 機械工学専攻/応用化学専攻/電気化学専攻/建築学専攻/造船工学専攻/電気工学専攻
昭和60年 生産工学専攻/物質工学専攻
平成8年 生産工学専攻/物質工学専攻/計画建設学専攻/電子情報工学専/人工環境システム学専攻
平成13年 機能発現工学専攻/システム統合工学専攻/ 社会空間システム学専攻/物理情報工学専攻
平成19年 TED・PEDプログラム設置
平成23年 PEDプログラムを拡大/社会空間システム学専攻は学生募集を停止

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